○峡北広域行政事務組合聴聞及び弁明の機会の付与に関する規則

平成29年4月1日

規則第7号

(趣旨)

第1条 この規則は、行政手続法(平成5年法律第88号)第3章第2節及び第3節の規定による聴聞及び弁明の機会の付与に関する手続について、必要な事項を定めるものとする。

2 聴聞及び弁明の機会の付与に関する手続に関し、この規則に規定する事項について、他の法令に特別の定めがある場合は、その定めるところによる。

(用語の定義)

第2条 この規則における用語の定義は、行政手続法(以下「法」という。)の規定の例による。

(聴聞の通知並びに期日及び場所の変更)

第3条 法第15条第1項の規定による聴聞の通知については、行政庁は、聴聞の期日の7日前までにこれを行うものとする。

2 法第16条第1項の当事者(以下「当事者」という。)は、やむを得ない理由があるときは、聴聞期日変更申出書(様式第1号)により、行政庁に対し、前項の通知(法第15条第3項の規定による通知を含む。)による法第15条第1項第3号の聴聞の期日の変更を申し出ることができる。

3 行政庁は、前項の規定による申出により、又は職権で、法第15条第1項第3号の聴聞の期日及び場所を変更することができる。

4 行政庁は、前項の規定により聴聞の期日又は場所を変更したときは、速やかに、書面によりその旨を当事者及び法第17条第2項の参加人(以下「参加人」という。)でその変更がなされた時までに同条第1項の規定による請求を受諾し、又は許可を受けているものに通知するものとする。

5 前4項の規定は、法第17条第1項の主宰者(以下「主宰者」という。)が聴聞の期日及び場所を法第22条第2項本文(法第25条において準用する場合を含む。)の規定により通知し、又は法第22条第2項ただし書の規定により告知した場合について準用する。この場合において、前4項中「行政庁」とあるのは「主宰者」と、第2項及び第3項中「第16条第1項第3号」とあるのは「第22条第2項」と読み替えるものとする。

(聴聞の公示)

第4条 行政庁は、聴聞を行おうとするときは、聴聞の期日の7日前までに、次に掲げる事項を公示するものとする。

(1) 聴聞の件名

(2) 当事者の氏名及び住所(法人にあっては、名称及び代表者の氏名並びに事務所の所在地。以下同じ。)

(3) 聴聞の期日及び場所

2 前項の規定は、前条第3項の規定により聴聞の期日を変更した場合について準用する。

(代理人資格証明書等)

第5条 法第16条第3項(法第17条第3項及び法第31条において準用する場合を含む。)の書面は、代理人資格証明書(様式第2号)とする。

2 法第16条第4項(法第17条第3項及び法第31条において準用する場合を含む。)の書面は、代理人資格喪失届書(様式第3号)とする。

(関係人の参加許可の手続)

第6条 法第17条第1項の規定による許可を受けようとする者は、聴聞の期日の4日前までに、聴聞手続参加許可申請書(様式第4号)を主宰者に提出しなければならない。

2 主宰者は、前項の申請に対し許可又は不許可の処分をしたときは、速やかに、書面によりその旨を当該許可の申請を行った者に通知するものとする。

(文書等の閲覧の手続)

第7条 法第18条第1項の規定による資料の閲覧の求めについては、当事者又は当該不利益処分がされた場合に自己の利益が害されることとなる参加人(以下この条において「当事者等」という。)は、資料閲覧請求書(様式第5号)を行政庁に提出しなければならない。ただし、同条第2項に規定する閲覧については、口頭により請求することができる。

2 行政庁は、法第18条第1項の規定による閲覧(同条第2項に規定する閲覧を除く。)の請求に係る資料を閲覧に供する旨の決定をしたときは、その場において閲覧させる場合を除き、速やかに、書面により当該閲覧の日時及び場所を当該請求を行った者に通知するものとする。この場合において行政庁は、当事者等の意見陳述等の準備を妨げることがないよう配慮しなければならない。

3 行政庁は、法第18条第2項に規定する閲覧の請求があった場合において、当該請求のあった聴聞の期日の審理において閲覧させることができないとき(同条第1項後段の規定により閲覧を拒む場合を除く。)は、閲覧の日時及び場所を指定し、当該当事者等に通知するものとする。この場合において主宰者は、法第22条第1項の規定により、当該閲覧の日後の日を新たな聴聞の期日として定めなければならない。

(主宰者の指名の手続)

第8条 法第19条第1項の規定による主宰者の指名は、当該行政庁の職員のうちから聴聞を主宰するについて必要な知識及び経験を有すると認められる者を法第16条第1項の規定による通知をするときまでに行うものとする。

2 主宰者が法第19条第2項各号のいずれかに該当するに至ったときは、行政庁は速やかに新たな主宰者を指名しなければならない。

(補佐人の出頭許可の手続)

第9条 法第20条第3項の許可を受けようとする者は、当該聴聞の期日までに、補佐人出頭許可申請書(様式第6号)を主宰者に提出しなければならない。ただし、法第22条第2項(法第25条後段において準用する場合を含む。)の規定により通知された聴聞の期日に出頭させようとする補佐人であって既に受けた許可に係る事項につき補佐するものについては、この限りでない。

2 主宰者は、前項の申請に対し許可又は不許可の処分をしたときは、速やかに、書面によりその旨を当該許可の申請を行った者に通知するものとする。

3 法第20条第3項の補佐人の陳述は、その補佐人の出頭に係る許可を得た当事者又は参加人が直ちに当該陳述を取り消さないときは、当該当事者又は参加人が自ら行ったものとみなす。

(参考人)

第10条 主宰者は、聴聞に係る事案に関する事項について専門的知識を有する者その他適当と認める者を、参考人として聴聞の期日に出頭することを求め、意見又は事情を聴くことができる。

(聴聞の場合の証拠書類等の目録)

第11条 主宰者は、法第20条第2項及び法第22条第1項に規定する証拠書類等について、証拠書類等目録を作成するものとする。

2 主宰者は、前項の証拠書類等目録を作成したときは、その写しを提出者に交付しなければならない。

3 主宰者は、必要がなくなったと認めるときは、証拠書類等を速やかに提出者に返還するものとする。

(聴聞の期日における陳述の制限及び秩序維持)

第12条 主宰者は、聴聞の期日に出頭した者がその聴聞に係る事案の範囲を超えて意見を述べるとき、その他聴聞の期日における適性な審理の進行を図るためやむを得ないと認めるときは、出頭した者の陳述を制限することができる。

2 主宰者は、前項に規定する場合のほか、聴聞の期日における審理の秩序を乱す者に対し、退場を命じ、その他必要な事項を命じ、又は措置することができる。

(聴聞の期日における審理の公開の手続)

第13条 行政庁は、当事者が聴聞の期日の審理の公開を求めている場合又は当該事案についての社会的関心が高い場合で、当該行政庁が相当と認めたときは、これを公開することができる。

2 行政庁は、前項の規定により聴聞の期日の審理を公開しようとするときは、その旨を当事者及び参加人に通知するとともに、その旨及び第4条第1項各号に掲げる事項を公示しなければならない。

3 前2項の規定は、公開による聴聞の期日を変更した場合について準用する。

(聴聞調書及び報告書の記載事項)

第14条 主宰者は、法第24条第1項の調書に、次に掲げる事項を記載し、かつ、記名押印しなければならない。

(1) 聴聞の件名

(2) 聴聞の期日及び場所

(3) 主宰者の職名及び氏名

(4) 聴聞の期日に出頭した当事者若しくは参加人又はこれらの者の代理人若しくは補佐人(以下この条において「当事者及び参加人等」という。)の氏名及び住所並びに行政庁の職員の職名及び氏名

(5) 聴聞の期日に出頭しなかった当事者及び参加人等の氏名及び住所並びに当事者にあっては、出頭しなかったことについての正当な理由の有無

(6) 当事者及び参加人等の陳述(陳述書による意見の陳述を含む。)並びに行政庁の職員の説明の要旨

(7) 提出された証拠書類等の名称

(8) その他参考となるべき事項

2 書面、図面、写真その他主宰者が適当と認めるものは、前項の調書の一部として添付することができる。

3 主宰者は、法第24条第3項の報告書に、次に掲げる事項を記載し、かつ、記名押印しなければならない。

(1) 法第24条第3項の意見及びその理由

(2) 不利益処分の原因となる事実に対する法第18条第1項の当事者及び参加人等の主張

(聴聞調書及び報告書の閲覧の手続)

第15条 当事者又は参加人は、法第24条第4項の規定により閲覧を求めようとするときは、聴聞調書・報告書閲覧請求書(様式第7号)を、聴聞の終結前にあっては主宰者に、聴聞の終結後にあっては行政庁に提出しなければならない。

2 行政庁又は主宰者は、前項の閲覧を許可したときは、その場において閲覧させる場合を除き、速やかに、書面により当該閲覧の日時及び場所を当該請求を行った当事者又は参加人に通知しなければならない。

(弁明の機会の付与の通知等)

第16条 法第30条の規定による弁明の機会の付与の通知については、行政庁は、同条の弁明書の提出期限(口頭による弁明の機会の付与を行う場合には、その期日)の7日前までにこれを行うものとする。

2 弁明者(前項の通知を受けた者(法第31条において準用する法第16条第3項の規定により当該通知が到達したものとみなされる者を含む。)をいう。以下同じ。)は、やむを得ない理由があるときは、弁明書の提出期限(口頭による弁明の機会の付与を行う場合には、その日時。以下この条において同じ。)の変更を行政庁に申し出ることができる。

3 行政庁は、前項の申出又は職権により弁明書の提出期限を変更することができる。

4 行政庁は、前項の規定により弁明書の提出期限を変更したときは、その旨を弁明者に通知しなければならない。

(弁明の場合の証拠書類等の目録)

第17条 第11条の規定は、法第29条第2項の規定による証拠書類等の提出について準用する。この場合において、第11条中「主宰者」とあるのは「行政庁」と、同条第1項中「法第20条第2項及び法第22条第1項」とあるのは「法第29条第2項」と読み替えるものとする。

(口頭による弁明の聴取)

第18条 行政庁は、法第29条第1項の規定により口頭による弁明を認めたときは、当該行政庁の職員のうちから弁明を聴取する者(以下この条において「弁明聴取者」という。)を指名しなければならない。

2 弁明聴取者は、弁明の日時の冒頭において、予定される不利益処分の内容及び根拠となる法令の条項並びにその原因となる事実を弁明の日時に出頭した弁明者に説明しなければならない。

3 弁明聴取者は、口頭による弁明を聴取したときは、次に掲げる事項を記載した調書を作成し、これを弁明者に確認した上、弁明者に記名押印を求めなければならない。この場合において、弁明者が記名押印を拒否したときは、弁明聴取者は、その旨を記載しておかなければならない。

(1) 弁明の件名

(2) 弁明の日時及び場所

(3) 弁明聴取者の職名及び氏名

(4) 弁明者の氏名及び住所

(5) 弁明者の弁明の要旨

4 第14条第2項の規定は、前項の調書について準用する。この場合において、同項中「主宰者」とあるのは、「弁明聴取者」と読み替えるものとする。

(弁明書が提出されない場合等の措置)

第19条 行政庁は、弁明者が弁明書の提出期限までに弁明書を提出しない場合、又は弁明の日時に出頭しない場合は、改めて弁明の機会の付与を行うことを要しない。

(準用規定)

第20条 この規則(第1条第1項を除く。)の規定は、峡北広域行政事務組合行政手続条例(平成25年峡北広域行政事務組合条例第6号)第3章第2節及び第3節の規定による聴聞及び弁明の機会の付与に関する手続について準用する。この場合において、次の表の左欄に掲げる規定中同表の中欄に掲げる字句は、それぞれ同表の右欄に掲げる字句に読み替えるものとする。

第2条

行政手続法(以下「法」という。)

峡北広域行政事務組合行政手続条例(以下「条例」という。)

第3条

条例

第5条第1項

法第16条第3項

法第17条第3項

条例第16条第3項

条例第17条第3項

第5条第2項

法第16条第4項

法第17条第3項

条例第16条第4項

条例第17条第3項

第6条第1項第7条第8条第9条(第2項を除く。)第11条第1項第14条(第2項を除く。)及び第16条第1項

条例

第16条第1項

法第30条

条例第28条

第16条第2項

法第31条

法第16条第3項

条例第29条

条例第16条第3項

第17条

法第29条第2項

法第20条第2項及び法第21条第1項

条例第27条第2項

条例第20条第2項及び条例第21条第1項

第18条第1項

法第29条第1項

条例第27条第1項

(施行期日)

1 この規則は、平成29年4月1日から施行する。

(経過措置)

2 この規則の施行前に、法の規定によってなされた行為の取扱いについては、「山梨県聴聞及び弁明の機会の付与に関する規則」に準じて行うものとする。

画像

画像

画像

画像

画像

画像

画像

峡北広域行政事務組合聴聞及び弁明の機会の付与に関する規則

平成29年4月1日 規則第7号

(平成29年4月1日施行)

体系情報
第3編 行政一般/第2章
沿革情報
平成29年4月1日 規則第7号